中1数学の予習で平行線をコンパスで作図する問題。
教科書ワークには。
ひし形であることを利用する。
しか書いておらず。
あとは手順だけのっていました。
手順だけならそう難しくはありません。
母ならなんの迷いもなく丸暗記してしまいます。
「なんでひし形を利用して平行線が書けるようになるのか、これではさっぱりわからない」
と長女は不満そうでした。
ずいぶん成長したな、と思いました。
小学生の頃の長女は、算数が全くできませんでした。
母も小学算数が苦手だったので、恥ずかしながらふたりでわからないときは。
主人に教えてもらいました。
主人は教科書から逸脱して、よくいえば丁寧に。
悪くいえば無駄に長く解説するため。
長女の頭には入っていきませんでした。
よく母は。
「教科書のことだけを説明して」
とお願いしていました。
教科書は、学年にそったすべての子に理解できるように、研究を重ねた末にできた教材です。
教科書に沿って学習することが。
基礎がわからないときは一番であると思っていたからです。
親に勉強を教えてもらうなんてありえない。
という主人には、教科書を広げて。
どのように学校では学習していくかを調べたうえで教えるなんてことは。
面倒でとても受け入れられないことだったようで。
結局は母が主人に教えてもらって。
教科書に照らしあわせて、長女に教えていました。
3年生の小数の単位変換がそうですね。
いきなり主人は小数点の桁の移動から教えようとしましたが。
それは4年生からの単位変換のやり方です。
教科書の内容がおぼつかない子に。
上の学年で習うことを前倒しして教える大人の裏技は混乱を招くだけです。
母は勉強ができなかったゆえの。
出来ない子の視点にたった教え方ができるようで。
長女には「ママのほうがわかりやすい」といわれていました。
それが。
今では長女の質問に答えられなくなってくる場面がでてきました。
かなりつっこんで聞いてくるのです。
よって主人に教えてもらう場面が増えてきたのですが。
主人の前提から始まる長い・・・ではなく、懇切な説明に。
ちゃんとついきて、理解することができるようになってきました。
言葉にはだしませんが。
今では母より主人のほうがわかりやすいと思っているでしょう。
かつて母が教えているとき、長女は人形のようでした。
一言も喋らない長女に不安になって、「わかった?」と何度も聞きました。
それが。
母がたじたじになるような、質問をしてくるようになったのです。
成長しました。
もうじき中学生活がスタートします。
長女とトップを争っていたお友達は、中学受験して国立大付属中にいきます。
小学生のときの上位層は国立大付属中(若干私立中)に結構な割合でいっています。
学力的にも機は熟してきたでしょう。
トップを目指して頑張ろうね。
このブログを始めたときには、トップを目指すときがくるとは思いませんでした。
高校受験はよくて二番手、三番手が妥当で。
大学受験は地元の私立大にいくだろうと思っていました。
さてさて、どうなることでしょうね。