ゆるい教育ママの育児日記

中3と小4の娘をもつアラフィフのお母さんです。主に家庭学習の記録、日々思ったことを書いていきたいです。

公文の悲しい誤解

長女が公文を始めた小1の当初、

「公文をやってると深く考えなくなるらしいよ」

といわれました。

少し心がざわついたことは確かです。

 

今ならはっきりいえます。

 

そんなことはありません!!

 

長女はつるかめ算の問題を、15分ほどかけて考え抜き、立式はできなくても組み合わせでなんとか正解にたどりつけました。

 

じっくり考えないのも、せいぜい小学生まででしょう。

少なくとも高校受験の頃には、基礎学力があれば、難問に向き合ったときじっくり考える思考力は育っていると思います。

 

字も汚くなるといわれますが、そこは必要に応じで書き直しを促せば、丁寧に書くようになります。

我が家は、家庭学習、公文の宿題は字が汚くても注意しませんが、学校の宿題では口出しします。

低学年のうちは汚いときはやり直しさせました。

そうすると、自然と学校のノートやテストも丁寧に書くようになります。

長女の字は子供っぽくて決してきれいな字ではありませんが、先生からはノートがきれいだとよく褒めてもらえます。

丁寧であれば、たとえ習字で賞をとれなくても、先生に好印象をもってもらえます。

今では公文の宿題も学校のノートと同レベルになりました。

 

そんなことより、公文で鍛えられる計算力や国語力のほうがよっぽどメリットが大きいです。

 

また計算や文章読解を毎日解くことによって、情報処理能力が早くなると思います。

 

そして、何より公文式のすごいところは、3歳あたりから無理なくすすめられる点です。

少しずつ負荷をかけていく、絶妙なテキストが素晴らしいです。

これはなかなかないですよ。

塾用の教材はわかりませんが、まず市販の問題集にはありませんね。

 

ただひとつ、警鐘を鳴らしたいのは、公文英語、です。

 

学校の授業だけで90点以上とるような子でなければ、公文英語で英語力を身につけるのは厳しいと思います。

長女は4年生までインプット力が著しく低くて、教科書レベルでも、家で教えこまなければできるようにはなりませんでした。

そんな長女が、公文国語をやめたのは、小3の冬。

学校の国語の単元テストのうち文法が全くできていなくてやめました。

英文法も同じことがいえるでしょう。

 

また、公文英語の売りのイーペンシル。

 

あれこそ学校の授業をちゃんと聞くインプット力が備わっていなければ、全部聞き流していくでしょう。

 

実際公文英語を習っている子で、「全く英単語をおぼえてこない」と嘆いているお母さんがいました。

 

しかし、きちんとインプット力がある子は、公文英語の効果は絶大だと思います。

とくにリスニング。

学校の教科書で強く感じることは、母の子供時代よりリスニング力が大幅アップしています。

小さな頃からイーペンシルで英語を毎日聞いていたら、それは大きな力になるでしょう。

 

しかし、よみかきそろばん、といいます。

国語→算数→英語の順番がいいと思います。

 

英語は手放しでおすすめできませんが、国語と算数はどんな層でも自信をもっておすすめできます。

 

宿題をいやがったら、国算一枚でもいいです。

費用でみたら高く感じますが、着実に基礎学力は育ちます。

進度にかかわらず、こなしていってください。

次女は算数にいたってはまだ一学年先ですが、それでもやっていなかった長女より学校のテストの出来が違います。

次女はまだ1年生ですが、長女は1年生の頃すでに全くできませんでした。

 

 ただし、中学受験を考えていたら小4から。

高校受験ならば、算数や数学で論理的思考ができるようになったら。

塾に切り替えたほうがいいです。

塾にいれるまでは、公文+公文以外の分野は家庭でのフォロー。

これが学力向上の最強の道だと思います。