長女の成績アップには、良きライバルの存在も大きいです。
いつの頃からでしょうか。
「A子ちゃんって、頭もよくて、足も早くて、ピアノもできて、絵も上手でとにかくすごの!」
「A子ちゃんは塾で7時間も勉強しているんだって」
「私は90点だったけどA子ちゃんは95点だった」
と長女の口からA子ちゃんの名前がでてくるようになりました。
五教科、副教科すべてよくできるが多いことが。
長女の憧れでした。
最後にはテストの点数をお互いいいあったり。
授業でどちらかがわからないと、教えあったりしていたようです。
体積の単元テストでミスの連発で85点をとったとき。
「A子ちゃんは満点だったに違いない」
と悔しそうにしていました。
そんなA子ちゃんは、中学受験をして地元国立大付属の中学にいきます。
クラスのトップは、この国立大付属中に行く子が多いです。
しかし、中高一貫校ではないため、高校受験をしなければいけません。
ちなみに長女は、国立大付属中は全く考えていませんでした。
中学受験のコースが始まる5年生の初期は。
教科書レベルの4年生算数でたいへん手こずっていたので。
受験算数なんてとんでもない、と思いました。
そして国立中学になるため、内申も重要です。
とても受験できるような内申ではありませんでした。
A子ちゃんが卒業式のとき、メッセージを届けにきてくれました。
「合格おめでとう。長女と高校で会えたら嬉しいな」
と母がいったら。
「〇〇高か〇〇高に私は行きます。待っています」
とはっきり笑顔でいいました。
長女が考えているトップ高と、さらに上の市外の県内屈指のトップ高です。
おお、さすがです。
長女は県内屈指のトップ高の名前すら知りません。
ふたりの関係は、とても好ましいお互い切磋琢磨しえあえる良き関係であったと思います。
母にやらされている感が強かった長女には、いい刺激になったでしょう。
9コアップの成績表に涙したのもA子ちゃんの影響が大きかったようです。
「A子ちゃんにやっと追いついた」
といっていました。
中学校でも同じクラスになれたらよかったんですがね。
勉強にやる気がなさそうなとき。
ついついA子ちゃんの名前をだして。
「そんなことではA子ちゃんと同じ高校にはいけないよ」
といってしまう嫌な母です。