母 読書感想
日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日 作者:半藤 一利 発売日: 2012/09/20 メディア: Kindle版 耐え難きを忍び、忍び難きを忍ぶ 終戦の玉音放送の有名な一節です。 私は、歴史の転換期の小説を読むのが好きです。 貴族の世界から武士の世の中に…
ルビンの壺が割れた(新潮文庫) 作者:宿野かほる 発売日: 2020/06/05 メディア: Kindle版 歴史小説を読んだあとは、現代の小説をよみたくなります。 派手な帯にまんまとはめられて(笑)、思わず買いました。 新平家物語は1年以上かけてよみましたが、これ…
計20巻はとても読み応えがあり、また詳細で、平安末期から鎌倉への怒涛の時代を改めてじっくり知ることができました。 歴史小説のなかで一番好きです。 公家から武家へ権力がうつりかわるこの時代。 いろいろなドラマがつまっていますね。 歴史上で私の嫌い…
頼朝は東国(関東地方)で続々と打倒平家の輪をひろげていきます。 駆けつけるのが遅かった者には、たとえ郎党が大勢いる大物であっても、すぐには認めません。 そうした媚びない態度が、頼朝に威厳を与えていきます。 まだ34歳なのに、周りがひれ伏してい…
前半部の主役は源頼政です。 頼政は、後白河法皇の子でありながら母親が有力者ではなかったため、皇位継承とはかけはなれていた以仁王をかついで、平家転覆をねらいます。 皇位継承権をもたなかった皇族はたくさんいます。 一夫多妻制だったので、天皇の血を…
子供の自主学習は少しお休みしております。 期待していた方がいらっしゃったら申し訳ありません。 というのも母である私が微熱があって寝室にこもっているからです。 普通ならば微熱ぐらいではマスクをして家族と過ごしてますが、今の時期はもしもと思うと寝…
新・平家物語(六) (新潮文庫) 作者:吉川 英治 発売日: 2014/05/28 メディア: 文庫 吉川英治の新平家物語(6)を読みおえました。 打倒平家を協議した公家や法皇の鹿ケ谷の陰謀の露見と顛末、高倉天皇と清盛の娘徳子の子でのちに壇ノ浦の戦いで海に命をすて…
新潮文庫城山三郎の雄気堂々(上)を読了しました。 新一万円札になる渋沢栄一のお話です。 渋沢栄一といえば、司馬遼太郎の坂の上の雲で日露戦争の金策に尽力した経済界の重鎮というおぼろげな記憶しかありませんでした。 学校の勉強でも習った記憶がありませ…
吉川英治の三国志を読みました。 全10巻。読み応えありました。 恥ずかしながら、私は三国志の内容を何も知らずに42年生きてまいりました(笑)新潮文庫の三国志は、とても読みやすかったです。 まず字が大きい!! まだ老眼ではありませんが、小さい字は目…